ホーコーズの日常
2022.01.17
初めまして、ホーコーズの桶村です。
今回は、私が所属しているWiPri事業部出力加工チームのなかでも、私が担当している出力業務について紹介していこうと思います。
まず始めに出力とは一体なんのことだという方もいると思いますが、一般的に耳にする言葉でいうと印刷のことを指します。聞きなじみが無い方が多いのではないかと思います。私自身入社して初めて知りました。
そんな聞きなじみのない「出力」業務について少しでも知っていただけたら嬉しいです。
出力以外の業務については別のブログで紹介しますのでそちらもお楽しみに!
まず、私の簡単な自己紹介をさせていただきます。
私は、2018年の4月に新卒社員として入社し、WiPri事業部に配属されました。
WiPri事業部はECチームと出力加工チームの2チームで構成されており、弊社が運営する「大型出力屋」からの注文をECチームで処理し、出力加工チームで出力から発送までを行うといった組織形態になっています。
ECチームの業務内容については別のブログで紹介していますのでそちらも是非ご覧ください!
職種紹介-WiPri事業部 通販サイト応対担当の場合-
私は入社当初から、WiPri事業部出力加工チームに所属し、初めは主に出力物をタペストリーにしたり、バナースタンドを組み立てたりなど後加工を行っていました。2年目に入って出力業務を任せて頂くようになり、今に至ります。
様々な印刷機を扱うため、最初は操作を覚えたり、うまく使いこなすのに苦労しましたが、今では6種類もの印刷機を扱えるまでに成長しました!
3年目になってからは、ただ業務をこなすのではなく、印刷の品質向上のため、印刷に関する知識を取り入れることに力を入れています。
次に業務内容と、1日のスケジュールを紹介します。
出力加工チームでは、商品を発送するまでの流れとして大まかに、
①印刷→②印刷物カット→③後加工→④検品→⑤梱包の5つの工程があります。
私が担当する工程は①の印刷になります。
ここからは出力業務について詳しくご紹介していきます。
私の担当する出力業務では全部で9台もの印刷機を使用しています。
商品ごとに素材が違えば、使用する印刷機も異なります。時間の無駄を極力無くし、限られた時間で出力業務をこなしていくにあたって、段取りと印刷機の振り分け作業は欠かせません!
印刷は1番最初の工程ということもあり、スムーズに業務を進めなくてはいけません。ここでもたついてしまうと、後の工程に迷惑をかけてしまうことになります。案件数が多かったり、大量部数のご注文をいただいたりすると大変なときもありますが、その分責任感を持って業務に励むことができます!
この作業は毎朝1番最初に行います。
印刷機に限らず機械は繊細なものです。毎日欠かさずにメンテナンスを行います。
機械によっては複数台所有しているものもあり代用が可能なものもありますが、そうでないものに関しては、何か不具合や故障が発生してしまった場合、一部商品の発送ができなくなってしまいます。
そういった事態を極力なくし、お客様にご迷惑をおかけしないためにも、細かなチェックも欠かさず行います。
また、メンテナンスは故障防止のためだけではなく、商品の品質安定のためにも不可欠です。常に高品質なものをお届けできるよう心掛けております。
私が印刷を担当しているものは大きく分けて、顔料、ラテックス、溶剤、昇華転写、DIMENSEの5つがあります。
いずれも印刷までの流れとしては基本的に、
【お客様からのデータ入稿→ECチーム(またはデザイン部)でのデータチェック、印刷データ作成→印刷】
となります。
①の段取りの工程で、いかに効率よく機械を使うかという点に触れたように、用紙の取り付けや、印刷の順番等、日々スピードを意識して業務に取り組んでいます。
スピードの意識だけではなく、品質に関してはチェックすべき点がいくつかあります。
主なチェック項目としては、
・印刷データのサイズが合っているか
・印刷データの内容に不備はないか
・印刷データの色味と印刷物の色味が合っているか
・印刷時に色ムラ、滲みが出ていないか
・後加工に適した印刷か
です。
日常的に業務をこなしていると、こういった点を見過ごしてしまいそうになることもあります。お客様に満足いただける商品を製作するために、お客様目線で、「この品質で自分が受け取って嬉しいか」というところをひとつの基準とし、チェックを行っています。
また、印刷の際に印刷データの不備に気づけずに、後加工が進んでしまった場合、材料・時間の無駄が発生してしまいます。お客様のためはもちろんのこと、無駄を無くす為にも重要な役割を担っています。
チームプレー70%:個人プレー30%
出力業務自体は個人プレーになりますが、後加工者との連携や業務全体の把握、ECチーム・デザイン部とのデータのやり取りが絶え間なく行われていることを考えると、チームプレーで成り立つ仕事だと思います。
とはいえ印刷品質の向上や、より効率的な印刷方法を模索するといった点では個人プレーも重要にはなってきますので、自ら知識を取り込むことを意識し、日々学ぶことを続けています。
判断力、継続力、印刷の技術・知識が身につくと思います。印刷自体は個人での作業になりますが、出荷までのことを考えるとチーム全体で動く仕事です。どういう順序で印刷するのが皆にとって最良なのか、今何をすれば皆の助けになるかといったところで、判断力が培われていきます。日々こなす案件数も多く、1案件は3営業日前後で完結するものも多いため、スピード意識が重要です。そのため、判断力は重要になってきます。
継続力の面でいうと、常に印刷品質の向上や、より効率的な印刷方法を模索するため日々学び、行動することが必要になってきます。ひとつの課題に対し、長期的に向き合うことで継続力が養われます。
また、日々の出力業務を通して、様々な種類の印刷機の扱い、知識が身につきます。弊社ほど多種多様な印刷機のオペレーションを経験できるところはあまりないかもしれませんよ!
知識に関しては、先輩社員の方々に1から教わることができるので初めから持っている必要は無いと思います。私も入社前は印刷に関する知識は全くと言っていいほどありませんでした。
スキルに関しては、ここまで何度か言ったように、継続して学び続ける力が大事になってきます。チームで仕事をする力は、働く中で身についていくと思いますが、学びに関しては、自分との闘いになります。学ぶことが好きな人はなかなかいないと思いますが、課題解決のために学ぶ時間に投資できれば必ず良い仕事ができるはずです。
周りへの気配りができる人、継続して学び続けられる人に向いていると思います。
チームプレーであり、なおかつ印刷は1番最初の工程になるので、後加工の方への配慮が重要になってきます。自分の業務だけしか考えていないとうまく業務がまわらなくなってしまいます。常に周りの状況、先のことを考える必要があります。
学びに関しては、何度も言っている通りで、個人プレーとしての重要スキルになります。品質向上、生産性アップのためにどれだけ学ぶ機会をつくれるかによって、仕事の質が大きく変わります。
私の部署に求められていることは、「お客様に満足してもらえる商品を提供すること」だと思います。
ただ単に商品を提供するのではなく、また買いたいなと思っていただけるような品質の髙い商品の提供が、私たちがお客様にできる最大のサービスだと考えています。
お客様の手元に届いたときに感動してもらえるような商品づくりのために、私のポジションとしては、品質の高い印刷のため日々学び、新たな知識・技術の取得を続けていきます。
以上、出力業務について紹介させていただきました。
出力業務は、商品の品質に大きく影響する工程なので責任は重大ですが、その分やりがいはとてもあります。
より良い品質を追求していくにあたって基本1人での作業が多くなってしまいがちですが、担当関係なく加工担当のメンバーも親身になって相談にのってくれますし、意見をくれます。
どんな仕事も同じですが私が思うに、「みんなで仕事をする」という意識がとても大切です。1人では限界のある仕事でも、みんなで力を合わせれば乗り越えていけるものです。この部署で働いている中でチームの大切さをとても感じています。 もうすぐ入社4年目に突入しますが、まだまだ学ぶことばかりです。壁にぶち当たることもあると思いますが、チームのみんなと一緒にもっともっと成長していきます!
もし、弊社に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非一度、会社を見学していただければと思います。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回の更新は、同じくWiPri事業部、出力加工チームの後加工担当:岩野さんです。
お楽しみに!